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「お店に合うオシャレな商品棚が見つからない」
「木製の陳列棚で統一したいけれど、既製品ではサイズが合わない」
「ブランドイメージに合わせてオーダーメードしたい」
店舗づくりにおいて、什器選びは空間の印象を左右する重要な要素。しかし、理想の什器に出会うのは意外と難しいものです。
近年、アパレル・雑貨店・カフェ・サロンなど幅広い業種で、ブランドの世界観を表現する木製什器のニーズが高まっています。
しかし、既製品では雰囲気やサイズが合わなかったり、業務用として求められる強度や耐久性に不安があったり、ディスプレイ台やPOPスタンドなどの小物什器まで統一できないといった課題も少なくありません。

杢美 MOKUHARU では、和歌山県産の紀州材(ヒノキ・スギ)を使用した高品質な木製什器を、3Dパースによる空間提案から製作・施工・アフターサポートまで一貫対応。
動線設計を考慮したレイアウト提案や、小物什器から最大9mの大型カウンターまで、店舗の「世界観」と「使いやすさ」を両立させる什器づくりを得意としています。
この記事では、杢美 MOKUHARU の納品実績から、木製の店舗什器のメリットやオーダーメードの制作事例をまとめてご紹介します。

【こんな方にオススメ】
・開業・新規出店を控えており、理想の店舗空間を実現したい
・オシャレな商品棚やディスプレイ台を探している
・木製の店舗什器、店舗備品をオーダーメードで作りたい
・POPスタンドなどの小型什器まで統一したい
理想の店舗空間を実現し、売上アップにつながる什器づくりのヒントが見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
店舗什器(商品棚やディスプレイ台)に木製がオススメな理由
店舗の印象を大きく左右する商品棚やディスプレイ台。中でも木製の店舗什器は、見た目の良さと使いやすさの両方を重視したいお店から選ばれています。
ここでは、なぜ木製什器が多くの店舗で支持されているのか、その理由を分かりやすくご紹介します。
① 木の質感がオシャレな陳列をつくる

木製の店舗什器がオシャレな印象を与える理由は、自然素材ならではの “視覚効果” にあります。
木は光の反射がやわらかく、商品棚やディスプレイ台に取り入れることで、商品が主張しすぎず自然に目に入りやすくなるのが特長。
そのため、売り場全体が落ち着いた雰囲気になり、写真やSNSでも映えやすいとされています。
実際に公益財団法人日本住宅・木材技術センターの調査では、「木質化によって店舗の印象が向上する」という評価データがあります。
来店者アンケートでは、店舗を木質化することによって来客が「空間の温かみ」「商品がよく見える」と評価する傾向が明らかになっていました!
杢目や色の個体差があることで、画一的にならず、店舗ごとの個性を出しやすい点も魅力。
既製の金属棚では表現しにくい雰囲気をつくれることが、木製什器が選ばれる理由のひとつです。
② 木製の店舗什器は「居心地の良さ」と「滞在時間の増加」に効果的

前述の調査からもあるように、木質化された空間は、人に安心感やリラックス感を与え、落ち着いた印象を形成するという観点から評価されており、心理的な快適性の向上につながるとされています。
そして、店舗環境が快適であればあるほど、お客様の滞在時間(店舗内で過ごす時間)が延びる傾向も実証されています。
小売業界のリサーチでは、お客様の滞在時間は売上や購買行動と密接に関連しており、店舗デザインの改善が滞在時間の延長に効果大ということも…!
この効果を最大化する一つが、木製什器による空間の統一。
プラスチックやスチール製の什器が並ぶ無機質な空間と、木の温もりで統一された空間では、お客様が受ける印象はまったく異なります。
杢目の連続性が視覚的な安定感を生み、自然と「ゆっくり見たい」という心理を引き出すことで、商品との接触時間が増え、購買につながるともいわれています。
③ 業務用棚・台としての耐久性が強い


木製の店舗什器は見た目のやさしさだけでなく、強度と耐久性の高さでも評価されています。
木材には無垢材と集成材があり、それぞれ特徴が異なりますが、いずれも業務用環境での使用に適した素材です。
【集成材】
複数の木片を接着して均一な厚みと強度を持たせた素材。反りやひび割れのリスクが低く、住宅の構造材としても広く使われる耐荷重性に優れた材料。
【無垢材】
一枚の木から加工されるため、木本来の強さと温かみを持つ。傷がついても補修しやすく、また無垢材は使い込むほど味わいが増す自然素材として評価されている。
こうした木材の特性により、重い商品を載せても安心して使える業務用什器として、商品棚やディスプレイ台に選ばれています。
【オーダーメード事例】商品棚/ディスプレイ台/POPスタンド
ここからは、杢美 MOKUHARU が空間や用途に合わせてオーダーメードで制作した、木製の商品・陳列棚、ディスプレイ什器の事例を一部ご紹介します。
商品・陳列棚


温泉施設のお土産物売り場リニューアルに伴い、設計士様が「紀州材」にこだわった什器づくりを検討される中で、杢美を見つけていただきました。
当時、設計士様からは
「角材にあえて背割れ加工を施し、その割れを埋めることで意匠性を持たせたい」
という強いこだわりのご要望がありました。
背割れ加工は、木の性質を理解したうえで行う非常に繊細な作業です。
すべて職人が一つひとつ手作業で行い、背割れ加工から埋めの仕上げまで丁寧に仕上げました。
壁面の商品棚のツカ部分については、
「ヒノキを山からそのまま持ってきたような、雑多で自然なイメージを出したい」
という設計士様のご要望を受け、皮や耳をあえて残した材料を選定。
自然素材ならではの不均一さや表情を活かすことで、温泉施設の空間に調和しつつ、訪れる方の記憶に残る売り場演出を実現しています。
本棚


杢美が本社を構える和歌山県新宮市にて、新たにブックラウンジを開設したいという会社様より、ご依頼をいただきました。
打合せでは、
「舞台前の本棚は可動式にしたい」
「壁一面に大きな本棚を設けたい」
など具体的なご要望をお伺いしました。
また、お客様がご用意されたイメージパースをもとに、デザインや本棚のサイズを現地で採寸し、図面に落とし込んだうえで制作を進めました。
メラミンの面材についても、イメージに近いサンプルを複数ご用意し、実際にご覧いただいたうえでお選びいただいています。
ディスプレイ台/無垢×異素材

京都のアパレル店舗に備品提案をおこなう企業様より、
「これまで店舗備品には石材を使用していたが、和の雰囲気を取り入れたい」
ということで無垢材を扱う杢美にお声がけをいただきました。
木材については、無地のきれいな部分だけでなく、節やコブなど、杢目に特徴のある部分を活かし、木ならではの面白さを取り入れたいというご要望がありました。
通常の家具製作では用途に合わせて材料を仕入れますが、弊社は製材所を併設しているため、工場にある多様な材料の中から見極めて提案と制作をおこないました。
このように無垢材単体だけでなく、金属や塗装仕上げなどの異素材と組み合わせることで、空間に馴染みながらもおしゃれに映えるディスプレイのご提案も可能です。

ディスプレイ台/フラッシュ構造

店舗展開を見据えたディスプレイ備品の製作にあたり、
「コストを抑えつつ大量生産を行いたい」
「既製品ではなく、店舗イメージに合った仕様で製作したい」
というご要望がありました。
これらのご要望を受け、無垢材ではなく、MDF・ベニヤ・メラミンなどの面材を使用したフラッシュ構造を採用。
今回は、MDFをベース材とし、指定カラーで塗装仕上げを行うことで、シンプルながらも統一感のあるディスプレイ台に仕上げております。
量産に適した構造とすることで、コストや納期に配慮しながら、店舗の雰囲気に統一感を持たせた備品製作をおこないました。
このように杢美では、無垢材を用いた一点ものの什器製作だけでなく、量産を前提とした備品や、フラッシュ構造による木工製作にも柔軟に対応しています。
用途や数量に応じた素材・構造の提案が可能な点も、強みのひとつです。
POPスタンド


京都という店舗の立地を踏まえ、
「和の雰囲気を意識したデザイン」
「節や耳の無垢材ならではの魅力を全面に活かしたい」
というご要望がありました。
製材所を併設している弊社では、小ロットでの製作にも対応しながら、素材選びからデザインまで一体となった無垢のPOPスタンドをご提案。
数メートルある一本のヒノキの中でも、節や耳といった特徴的な部分は限られており、どの材料を使うかの選定には特に時間を要しました。
無垢材の魅力が最も引き立つ部分を選び、節や耳の見せ方については、職人の感覚とデザインセンスを活かした仕上げに。素材の個性をそのまま活かすことで、一点一点表情の異なるPOPスタンドとなりました。

「他のオーダーメード事例も見てみたい」
「検討中の店舗什器・備品の製造の見積もりがほしい」
そのような方はお気軽にお問合せください。
≪ 補助金制度を活用すればお得にオーダー可能 ≫

和歌山県では「建築物木造・木質化支援事業」という補助金制度があり、事業者の方であれば、紀州材を使用した木製家具・什器を通常よりも安くオーダーできるチャンスがあります。
※和歌山県外の事業者も対象
和歌山県に本社を構える 杢美 MOKUHARU では、紀州材(ヒノキ・スギ)を中心に木製家具・什器を制作していますので「紀州材など高品質な木材は憧れるけど、予算が心配」そんな方もご安心ください。
また、申請に必要な情報や手続き方法はスタッフが丁寧にサポートいたします。
詳しくは【2025年度】紀州材補助金で木製・無垢材家具をお得に!オフィスや店舗什器を検討中の方必見をご覧ください。
杢美 MOKUHARU の制作フロー(発注~納品までの流れ)

1.お問い合わせ
メール・電話・フォームからご連絡ください。
設置場所や希望納期など、ざっくりした情報だけでも構いません。
2.ヒアリング(オンラインまたは対面)
図面の有無やデザインイメージ、使用環境、予算感を詳しく伺います。
必要に応じて複数回打ち合わせを行い、納期や支払方法についてもすり合わせます。
※この時工事の金額によっては契約書を交わしたり、支払方法を確認します。
3.図面制作・お見積り
既存図面をお持ちの場合はそのままお見積りを作成。
図面がない場合や修正が必要な場合は、別途図面制作費をいただき作図します。
サイズ・仕上材・構造を確定させ、正式な金額と納期をご提示します。
※レイアウト変更は図面制作・お見積りのタイミングで承ります。
お見積りと仕様書を社内で確認いただき、ご質問や条件調整があれば遠慮なくご相談ください。
4.ご発注
内容にご納得いただけたら発注書を取り交わし、スケジュールと仕様を最終確定。
5.制作
自社工房にて職人が製作・塗装・仕上げを進めます。
6.納品・設置
専属の職人が現地で取付け・設置を行い、動作確認をして完了です。
少しでも気になる点ことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問

Q1. 小物什器(ディスプレイ台やPOPスタンド)だけの制作も可能ですか?
はい。制作可能です。ディスプレイ台やPOPスタンドなどの小物什器も承っております。
直近では店舗オリジナルの商品POPスタンドなども制作実績がございます。
Q2. 既製品とオーダーメードの違いは何ですか?
既製品はサイズやデザインが固定されていますが、オーダーメードはお店の空間や商品特性に合わせた「オンリーワンのデザイン」を実現できます。
耐久性や機能性にもこだわった製作も可能です。


Q3. どれくらいのサイズまで対応できますか?
図面をご提供いただければ、できる限りご要望に対応いたします。
過去には最大9mのカウンター制作実績もございます。
Q4. デザインが決まっていなくても相談できますか?
はい、お任せください。3Dパースを用いて、空間全体のトーンや動線を考慮したプランをご提案いたします。
カラーシミュレーションで複数の化粧板を比較できるので、「ブランドカラーを生かした什器にしたい」「既存家具とテイストをそろえたい」といったご要望も具体的に検討可能です。
Q5. 木材はどのような種類がありますか?
主に地元和歌山県産の紀州材(ヒノキ・スギ)を中心に取り扱っております。また、一枚板も豊富に扱っており、様々な樹種をご用意できます。
ヒノキやスギ以外の樹種をご希望の場合も、木材市場などで探して仕入れることが可能ですので、お気軽にご相談ください。

Q6. 納品後のサポートや修理対応はありますか?
はい、充実したアフターサポートをご提供しております。
・お手入れ方法のアドバイス
・不具合発生時の修理対応
・一枚板などのリメイク対応
些細なことでもお気軽にご相談ください。
Q7. 全国どこからでも依頼可能ですか?配送や搬入などの対応は?
はい、全国どこからでもご注文いただけます。
【配送・搬入方法】
・一般のお客様:アートセッティングデリバリー様による配送・納品
・企業のお客様:弊社職人が直接、納品・取付施工まで対応


お客様のご要望に合わせて柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
オーダーメードの木製店舗什器は杢美 MOKUHARU にお任せください

商品を陳列するための商品棚やディスプレイ台をはじめとした店舗什器・備品は、空間の印象を左右する大切な要素。
特に木製の店舗什器は、素材感や温かみを活かした演出ができ、ディスプレイをおしゃれに見せる効果も期待できます。
杢美 MOKUHARUでは、デザイン性はもちろん、耐久性や実用性、メンテナンス性まで考慮したオーダーメードの店舗什器をご提案。
空間の目的やブランドイメージに合わせた商品棚・ディスプレイづくりを通して、お客様にもスタッフにも心地よい店舗空間の実現をサポートします。
「まずは概算だけ知りたい」
「空間に合う木製の店舗什器を一緒に考えてほしい」
どんなご相談でも大歓迎です。
用途やご予算に合わせて、最適なオーダーメード店舗什器のプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
MOKUHAURU 三重ショールーム

〒510-0308
三重県津市河芸町中瀬129-1
tel. 059-271-7200
fax. 059-271-7201
営業時間 10:00〜18:00
定休日 木曜日・第3水曜日
*お店入口前に3台分の駐車スペースがございます。
万が一満車の場合は、近隣にもございますので、お気軽にお申し付けください。

MOKUHARU 新宮本店ショールーム

〒647-0071
和歌山県新宮市佐野975-8 コートリヴィエール 1-A
TEL 0735-29-2227
FAX 0735-29-2228
営業時間 10:00 – 16:00
定休日 土曜日・日曜日・祝日
*お店入口の前に3台分の駐車スペースがございます。
満車の場合は近隣にも駐車場がございますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
