こんにちは。
本日から杢美で働かせていただくことになりました中家です。

生まれも育ちも和歌山県新宮市ですが、京都に進学し大阪で働いて約20年。
紆余曲折を経て地元に帰り、縁あって杢美で働かせていただくことになりました。

私の今は亡き母方の曽祖父は、熊野川の上流で紀州材を筏（いかだ）にしてまとめ、熊野川を下る職人でした。
「お前は筏から絶対に落ちないから煙草を任せた」と、仲間内から煙草をまとめて預かっていたのが自慢だったそうです。
今は亡き父方の祖父は熊野川の河口にある材木屋で働いていた力自慢で、速玉大社の御船祭ではお酒やお米を報酬に、色々な地区の船に傭兵のように乗っていたそうです。
そして私自身は祖父母に遊び方を教わり、子供のころから熊野の自然の中を文字通り駆け回っていました。

それだけ身近にあった紀州材の商品に関わっていけることに、何かしかの流れを感じます。
職人さんが丁寧に一つ一つ作っている素晴らしい商品の魅力を、いかに皆様にお伝えしていくかが私の仕事になります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さっと雨が降ったかと思うと、裏山に虹が掛かりました。

雲がとても低く、遠くの山まで切り絵のように重なって見えて、私の好きな地元の景色です。
この辺りは南の島のように雨がドバっと降ってパッと晴れたりします。
雨が多い分山は緑が深く、川や海は水が澄んでいます。

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