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こんにちは。
杢美新宮ショールームの田村です。
モールテックス家具を検討されている方の中には
購入後、きれいなまま保てるだろうか?経年変化や経年劣化がちょっと心配だなぁ。
このようにお手入れの手間も含めて、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
弊社ではモールテックスで仕上げたダイニングテーブルが人気ですが、「定期的なお手入れが大変そう‥」という声も時々耳にすることがあります。
でも安心してください。実はモールテックスは適切なケアを行うことで、経年変化によってさらに魅力が増す素材なのです!
この記事では、モールテックスの経年変化の特徴と、その美しさや質感を保つための具体的なお手入れ方法を詳しく解説します。
結論、MOKUHARUで扱っているモールテックス家具は、月1回の簡単なお手入れで長く愛用できます。
お手入れ不足による経年劣化を心配している方は、この記事を読めばその不安が解消されるはず!
さらに、モールテックスがおすすめな家具や場所、よくある質問への回答も含めて、モールテックス家具をできるだけ長く愛用するためのポイントについてもお話します。
最後まで読んでいただき、ぜひモールテックス家具の経年変化を楽しむコツを知ってください!
モールテックス家具選びの参考になると嬉しいです。
モールテックスとは
「モールテックス」とは、ベルギーのBEAL社が開発したセメントと特殊な樹脂を混合して使用する薄塗りの左官仕上げ材です。
ムラなく薄くきれいに塗らなければならないので、DIYでは難しく、左官業者に依頼しなければならない資材になっています。
下地には木やガラス、鉄、ステンレス、コンクリート、その他などあらゆる場所に施工が出来るのが特徴です。
コンクリートのような無機質でモダンな質感と色味がとても人気で、カラー展開も基本色64色と多く様々なシーンで活躍します。
防水性の高さと強靭さがあり、キッチンや浴室などの水回りにもよく使われています。
モールテックスは家具としても人気が高い
家具としてはお手入れが簡単で長持ちし、さまざまなライフスタイルや利用シーンに合うテーブルとして注目されています。
左官の技術力によって仕上がりの差が出るのがモールテックスです。
ネット販売で安いからと言って購入すると仕上げが雑で表面が凸凹している商品もあるので見極めが重要!
ショールームに足を運んだり、サンプルを購入して仕上がりや色味を確かめるのがおすすめです。
MOKUHARU のモールテックステーブル
MOKUHARUのモールテックステーブルは、日本の一級左官技能士のみが在籍する製作会社が、一枚一枚丁寧に製作を手掛けております。
高い技術で日本人向けに鏝波(こてなみ)やエッジを美しく仕上げ、品質にばらつきが出ないオリジナルの施工方法で、ダイニングテーブルとしての使いやすさを追求。
表面も凸凹がなく、コピー用紙にボールペンで文字を書いても引っ掛かりのないような平らな仕上がりです。
数年前からInstagramをはじめ、さまざまなSNSで流行り出したモールテックス。
施主さんが新居や引っ越しで部屋づくりを考える際に、情報収集の中でモールテックスの存在を知って、「洗面台やダイニングテーブルに使いたい!」という方も多くいらっしゃいます。
左官の無機質な質感が、とてもかっこよく私も大好きな素材です!
ご興味のある方は、ぜひMOKUHARUのモールテックステーブルを見てみてください。
経年変化と経年劣化の違い
経年変化って劣化をイメージしてたんだけど、意味は違うの?
経年変化と似た言葉で経年劣化という言葉があります。
経年変化は年月の経過とともに物質の状態などが変化することを言い、経年劣化は年月とともに物の品質が下がっていくことをいいます。
経年劣化
例えば、鉄製のフェンスや看板など、最初は光沢があり、つやつやとしたきれいな見た目ですが、雨や陽に当たることで錆が発生し黄色く錆が浮き出たり、ぼろぼろと崩れてしまいますよね。
たとえ雨などに当たらなかったとしても、空気中の湿気でサビが発生してしまい劣化していきます。
経年変化
革製品などは使い込んでしっかりと日ごろのお手入れをしていけばツヤや味がでたり、木製品は木の色が変わって味が出たり、使えば使うほど愛着がわいていきます。
冒頭でも説明した通り、このように経年変化は素材が持つ風合いや見た目が変わっていくことを言います。
モールテックスも革製品や木製品のようにお手入れを欠かさず行うことで、長い年月を経て味がでる経年変化を楽しめる素材となっております。
しかし、これは逆をいうと、メンテナンスをせずに使い続けると経年劣化で傷んだ状態になってしまうということ。
お手入れをするかしないかで、色味や味が増す経年変化か、品質が下がる経年劣化。
日々の簡単なお手入れを忘れずにおこない、経年劣化ではなく経年変化を楽しんで長く愛用しましょう!
お手入れをすることで長くきれいに使うことができるモールテックスは、天然木家具ほど劇的に色が変化するということはありません。
しかし長く使うことでゆっくりと艶感が増し、味わい深く変化していくのを楽しんでいただける素材です。
【経年変化で味が出る】きれいを保つお手入れ方法
モールテックスはいろいろな場所に塗布できるので、壁や床以外の家具での利用も多くあります。
特にダイニングテーブルは新築を建てた際にも取り入れやすく、デザイン性の高いモールテックスの商品に心惹かれる方も多くいらっしゃいます。
しかし、ここで注意なのが、モールテックスは防水性はあっても、防汚性はないのです。
だから保護剤を塗って保護することが必要なんですよ!
ただし、MOKUHARUのモールテックステーブルでは、仕上げにBEAL社推奨の防汚剤ビピュールを2度塗りしており、通常のモールテックスより撥水性が高く、汚れが付きにくくなっております。
ぜひ、以下の動画を再生してみてください。
こんなに水をはじくモールテックス見たことない!
これだけ水をはじく素材なので、飲み物をこぼしてしまってもすぐに拭き取ればシミにならないので安心です。
汚れの撥水効果を落とさないためには、日ごろからワックスのお手入れをお勧めしています。
ここからはオススメの保護ワックスを紹介します。
【おすすめ保護剤】BEAL WAX ビールワックス
モールテックスを購入する際に、公式のBEAL社からおすすめされている保護ワックスがビールワックス。
ビールワックスは主にモールテックステーブルの保護剤として使用されており、MOKUHARUでは月1回程度塗ることを推奨しております。
そうすることで被膜ができ、モールテックスの表面についた汚れの沈着を防ぎます。
MOKUHARUのモールテックスは仕上げ塗装ビピュール仕上げが標準になるので、基本のお手入れはビールワックスのみでOK。
汚れが付いた時は中性洗剤できれいに落ちます。
販売場所はインターネット販売サイトでの購入が可能。
もちろんMOKUHARUでも購入ができますので、お気軽にご相談くださいね。
ビールワックスの塗り方
スポンジで薄く塗り、ウェスや使い捨てのキッチンタオルなどで乾拭きし、テーブルにまんべんなく塗っていくだけです。
とっても簡単♪月に1回ビールワックスを塗るだけなら不器用な私でも大丈夫だ!
【レペルオイル仕上げにおすすめの防汚剤】FINISH SA フィニッシュSA
レペルオイル仕上げのモールテックスの場合は、ビールワックスと合わせてフィニッシュSAを使用することをお勧めします。
フィニッシュSAは天然石鹸にオイルというほぼ天然素材の石鹸成分でできており安心安全の素材です。
原液のまま塗れば保護剤として、水に薄めて使えば汚れ拭きとしても活用できる一人二役の保護剤。
汚れが落ちにくいときはフィニッシュSAの原液でお手入れしてください。
「ビールワックス」と合わせて「フィニッシュSA」を活用すると、より効果的です。
汚れ拭きとしての使い方
手順は、以下の簡単3ステップです!
1.水100mlに対してティースプーン3、4杯を溶かした溶液を作る
2.雑巾やスポンジなどでテーブルにまんべんなく塗る
※ これで保護効果が高まります
3.拭いた後はそのまま乾燥させる
毎日頻繁にお手入れする場合は、スプレーボトルに作った液を入れて吹きかけるように使用するのも良いですよ!
乾拭きすることで膜を張り、汚れの浸透を防止します。
原液の使い方
汚れをつけてしまった場合は、原液の使用をお勧めします。
※分離しているときは混ぜてください。
手順は、以下の簡単3ステップです!
1.ティースプーン1/3程度をすくって、直接汚れ部分に乗せる
2.布などで乾拭きし、刷り込むように汚れをこすって落とす
3.3時間ほどしっかりと乾かして完了
購入するときに仕上げの塗装の種類によって毎日のお手入れが変わってくるので、購入前にチェックしてみてくださいね。
ここから仕上げの塗装の種類について、簡単に紹介します。
モールテックスの仕上げの種類
モールテックスには仕上げの種類が大きく分けて2種類あります。
検討中もしくは購入済みのモールテックステーブルがどちらで仕上げられているかによって、お手入れの方法がやや異なります。
①オイル仕上げ
オイル仕上げの場合は、一般的にレペルオイルを使われています。
特徴は以下になります。
・素材そのままの質感や風合いを楽しむことができる
・ビールワックスでのお手入れを怠ると撥水効果が薄れ、汚れが付きやすくなる
・フィニッシュSAを合わせて使用することで撥水・防汚効果を高めることが可能
②ニス系仕上げ
ビピュール仕上げが一般的によく使われている仕上げです。
MOKUHARUのモールテックスは、標準でこちらの仕上げになります。
特徴は以下になります。
・オイル仕上げよりも施工の手間がかかるので、オプションになっていることが多い
・オイル仕上げよりモールテックスの風合いはなくなる
・撥水性・防汚性がオイル仕上げより高い
・基本的にはビールワックスのみのお手入れで十分
どちらも日ごろのお手入れは必須になりますが、お手入れすることでツヤ感が出て、味も出ます。
モールテックスの活用がおすすめな家具・箇所
ここまでは、モールテックスの経年変化とお手入れの仕方を紹介しました。
ここからは、モールテックスを使用するおすすめの場所や家具をご紹介していきます。
①テーブル
モールテックスを取り入れやすいおすすめ家具は、ダイニングテーブルです。
モダンなインテリアやジャパンディインテリアにも合う無機質な質感と、柔軟性のあるカラー展開が魅力。
無垢の家具とはまた違ったスタイリッシュさが人気です。
MOKUHARUでは64色+オリジナルカラー1色の全65色ある中から、厳選した人気の9色を基本カラーとして販売しています。
脚も天板のカラーに合わせてお選びいただけるように、鉄脚5種類、木脚4種類を展開しているので好みの組み合わせを見つけてください。
テーブルに興味があるけど、実際の色味や質感を見てみたいなぁ。
三重のショールームにお越しいただくか、遠方の場合は値引きクーポン付きのサンプル販売もしておりますので、実際にお手元で質感や色味を確かめてみてくださいね。
②洗面台
モールテックスは防水性の高さと強靭さがあるので新築を建てる際、洗面台に導入される方も多いです。
スタイリッシュな見た目が人気で、InstagramなどのSNSで導入事例を多く見かけます。
モノトーンを基調としたモダンなお家にもぴったりです!
③キッチン
モールテックスは撥水性や防水性が高いことから、キッチンに採用される方も多くいらっしゃいます。
床や天井は無垢材で仕上げており、無機質なモールテックスとのコントラストがアクセントになっています。
写真のように周りの壁や天板をモールテックスにすると、さらに統一感が出て素敵ですよね!
最近では、新築を建てたりリフォームをする際に、キッチンの前の腰壁をモールテックスにするのがトレンドになっています。
キッチン腰壁にモールテックスを塗る場合は、施工業者さんに可能かどうかお尋ねください。
④ 床や壁
床にも玄関タイルや土間のモルタル替わりなどで、モールテックスを取り入れることができます。
職人が作るコテ波が作るムラ感が、タイルなどの既製品より味を出して唯一無二の空間を生み出します。
玄関土間の床に塗ったモルタルが数年後収縮して、ひび割れが起きてきた!
ということをよく聞きます。
対してモールテックスは下地のたわみにも追従し、柔軟性も備えているのでひび割れを起こしにくい素材です。
なのでモルタルのように収縮してクラック(ひび割れ)を起こすことはありません。
よくある質問 | モールテックス家具のお手入れ
ここからは、モールテックス家具に関するよくある質問と、その回答を紹介していきます。
柄や凹凸について教えてください。
モールテックスは左官の技術力によって同じ素材のモールテックスを使用していても、仕上がりやクオリティが全く違います。
サンプルや写真のイメージを見ていても、通常の推奨されている塗り方ではばらつきが出てしまうことも。
イメージと全然違う商品が届いたよ‥
「このようなネットでの購入の不安を少しでもなくしたい」という想いで、MOKUHARUでは高い技術で日本人向けに鏝波(こてなみ)やエッジを美しく仕上げ、品質にばらつきが出ないオリジナルの施工方法を実現しました。
滑らかな触り心地でダイニングテーブルとしての使いやすさを追求したテーブルになっています。
これを実現できるのは日本の一級左官技能士のみが在籍する製作会社が、一枚一枚丁寧に製作を手掛けているからなんです。
除光液など薬品をこぼしてしまいました。
除光液や薬品をこぼしてしまった場合は、放置したままにすると染みの原因となります。
すぐに乾いたタオルやふきんでふき取ってください。
クレヨンや水性ペンで汚してしまいました。
MOKUHARUのモールテックスの場合は、ビピュール仕上げなので大抵の汚れは布に水をつけて拭くだけで落とせます。
【どうしても取れない場合】
中性洗剤をつけて、汚れた箇所をゴシゴシとこすって落としてください。
※中性洗剤の使用後は、すぐにビールワックスのお手入れを行うことをお勧めしております
※レペルオイル仕上げの場合はフィニッシュSAでゴシゴシとこすり落としてください
ビールワックスのお手入れを日ごろからしていただいていると、膜が張られているので大抵の汚れは落とすことができますよ。
しかし、時間が経ったりモールテックスの凹凸部分に原料が入り込んでしまうと落としにくくなるので注意が必要です。
油性マジックは落とせませんのでご使用の際にはテーブルクロス等で保護してください。
ビニールタイプのテーブルマットはモールテックスにくっつきますか?
汚れを予防するためにビニール製のテーブルマットをご使用する場合は、時折モールテックスとマットの間に空気を通してご使用ください。
※長時間放置すると引っ付く可能性があります
モールテックス家具の相談ならMOKUHARUにおまかせください
モールテックスの経年変化とおすすめな家具や場所、よくある質問への回答も含めて、モールテックス家具を長く愛用するためのポイントをお伝えいたしました。
経年変化を楽しめる素材ですので、日ごろのお手入れをしっかりと行いモールテックス家具と一緒に成長しながら長い時間を共に過ごしていってくださいね。
思い出の詰まったあなただけの唯一無二の家具になって、愛着もひとしおです。
最後に、ショールームへの来店を希望の方は、来店予約をおすすめしております。
また、モールテックステーブルは弊社のオンラインショップでも購入できます。
MOKUHAURU 三重ショールーム
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三重県津市河芸町中瀬129-1
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万が一満車の場合は、近隣にもございますので、お気軽にお申し付けください。
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